こどもとのくらしとデザインと@デザイナーYuka

職場復帰果たした0歳児派遣社員。WEB&グラフィックデザイナー。仕事や育児の事など。

流産した話

お久しぶりです。

 

落ち着いてきたので、忘れないためにも、誰か必要としている方のためにも書き留めて置こうと思い、ご報告です。

 

f:id:nisiyuka326:20200725113234j:image

洋服着た我が家のロッキー🐶

 

はじめに

 

3日前の連休前の昼休み、前日から続いた前駆陣痛に似た腹痛、腰痛が突然収まり、

もしかして・・・とトイレに駆け込むと、胎嚢らしきものが出ているのを確認、

流産したと確信しました。

 

思いもよらず二人目妊娠しましたが、3度受診をしても心拍は一度も確認できず。

 

初診は7週くらいだったと思いますが、娘の時も同じ7週で初めて受診し、心拍が確認できていた事もあり、最初からなんとなく覚悟はできていました。

 

また、43とかなりの高齢出産になることや、タイミング的に育休が取れない、職場の報告はどうする、2月出産となるので娘&生まれてくる子の保育園どうしよう問題など心配事が多く、冷静に考えていました。

 

夫はとても喜んでくれて、名前考えないと、と楽しみにしていましたが、検診の結果が思わしくないこと、流産の可能性があることは最初から伝えていました。

 

うちの娘に「もしかしたら赤ちゃんが生まれるかも。弟か妹欲しい?」って聞いたら「おしい!(欲しい)」と言ってました。まだ、小さすぎてよく理解していないようでした。

 

やはり、残念ながら繋留流産→11週にて進行流産となりました。

 

妊婦の約10〜20%が経験する流産

心拍が確認できない事から、2回目の受診から流産の可能性をそれとなく説明されていました。

日本産科婦人科学会によると、初期の流産は決して珍しい事ではなく、妊娠が確認された10〜20%、私のような高齢だとさらに確率が上がり30〜40%ほどが流産するとのこと。そのうちの80%が妊娠11週までの流産。多くが染色体異常によるものであり、母親が無理をしたなどが原因とされることはほとんどないとのこと。

 

このように多くの女性が経験していることなのに、デリケートな問題のため、話しずらい、話すことができずに悩んでいるのではと思ったこと。

また、働く男性や未婚の女性の方にも、目に止めていただく事ができたらと思い、こちらで流産の状況を公開することにしました。

 

ひっそりと起こる悲しい出来事

妊娠の報告は一般的に3〜4ヶ月〜「安定期」に入ってから周囲に報告するケースが多く、多くの流産は先ほども述べたように11週未満に起こります。このため、人に知られないままひっそりと流産するケースが多いのではないかと思います。
私も、最初から経過が思わしくなかった事、入って数ヶ月の職場であることから、流産の可能性があることで、職場の報告は様子を見てからにしようと決めていました。

 

私の流産についての状況

あくまで、私個人の体験で、個人の週数や体調によっても大きく変わってくるので、あくまで一つの事例として考えていただければと思います。

 

  • 1回目受診。
    7週ころ受診、心拍確認できず。胎嚢も5週相当と小さい。排卵日のズレる可能性も大いにあるからと2週間後に受診を勧められる。医師からは、腹痛出血あれば連絡くだ大とのこと。この時から、赤ちゃんが無事に育つかどうかは半々かな、と覚悟。娘の時もそうだったけれど、つわりなどはなし。胸の張りが少々ある程度。

  • 2回目受診。
    2週間後の受診でも心拍を確認できず。相変わらず、つわりなし、出血もなし。1週間後に受診してくださいとのこと。

  • 3回目受診。
    相変わらず心拍が確認できないので、おそらく稽留流産ではないかとの診断。医師より望まれた妊娠であると思うのでしっかりと確認してから、納得していただきたいので、との話をされて、初めてうるっときた。次回の再診で確定診断、手術日を決めるとのこと。
  • 5日後、火曜日に4回目の受診。
    日曜から少しずつ出血が始まっていた。稽留流産との確定診断。出血が始まっているので、連休中に進行流産になる可能性が高いが、手術日を決める。手術やその事前準備の説明や、血液検査を受ける。流産が始まらなければ連休明けの月曜日、日帰りで手術するとのこと。

  • 受診後も相変わらず出血が続き、夜中にはお腹を下したような感じの痛み&前駆陣痛のようなお腹の痛みで数回トイレに起きて、あまり熟睡できず。
    不安だったけれど、通常の生理くらいの出血量に、あまり痛みも強くなく、また連休前のため通常出勤。

  • 午前中、出血が少し多くなった?感覚があり、その後、わずかに続いていた前駆陣痛のような腰の痛みが急になくなる。昼休みにトイレに行くと、血液に包まれた2センチくらいの半透明の白い塊?みたいなのをキャッチ。ナプキンに包んで袋にいれて保管。前日まで体調悪かったのが軽快する。

  • 退勤後、かかりつけの病院の窓口へ直行。急患受診。病棟の看護師さんが、車椅子を持ってきて駆け付けてくれたが、自転車に乗ってここまで
    来たことを説明すると大丈夫ですか?と軽く驚かれる。

  • 入院設備のある病院だったので、新生児室のすぐそばの産科の診察室ですぐに処置。内診して、エコーで確認していただき、お腹は綺麗になっているとのこと。痛み止めと、抗生物質と、子宮収縮促進剤?の薬の処方箋を出してもらい、来月婦人科に受診してくださいとの事。
    私が持っていった胎嚢(胎児)は病理検査に出すとの事で、その場でお別れで、戻ってくることはありません。。

 流産後の経過

ネットを見ていると産後の痛みと似ていてとてもきつかった、しばらく動けなかった、1週間仕事を休んだ。など、結構しんどかったというのを目にしましたが、痛みは自分の場合ほとんどなく、もらった痛み止めも一回しか飲まず。
そういえば、娘の出産の際も後陣痛もほとんどなく、子宮の戻りが早く驚かれました。体質もあるんでしょうか。

今回、通常の生理が少し重くなった程度で、手術の必要もなく、自然に出て来てくれました。娘が出産の際も、産後も軽く、よく寝てよく飲むお世話しやすい子だったし、ウチに来てくれた子たちは親孝行だなぁとしみじみ思い、ウルっときました。

今、流産してから3日たち、家の中で家事と育児をしているけど、いつもより疲れます。夜、メルカリの発送で外に出たら、クラっときました。無理は禁物ですね。

 

って、ここまで淡々と書いてしまいましたが、心拍が確認できなかったことで、いまいち赤ちゃんがいた。という感覚にはならなかったこと、また、娘がいることで、あまり悲しい気持ちにならなかったのかもしれません。むしろ早く旅立って、早く元気な姿で生まれ変わって欲しいと思ったくらいです。

しかし、流産の経験は一生忘れることはできないでしょう。人によっては深刻な鬱状態になる事もあります。

改めて、我が家の娘が元気で生まれて、ここまで育って来た事に感謝し、さらに可愛く愛おしく思うことができました。

妊娠したからと無事に生まれて来れるわけではありません。

これからも、このできごとを忘れずに心に留めておけたらと思います。